2015年4月26日 明神岳東陵(2931m) 自主山行
メンバー gigi、ハチオ、ニンニン、ひらちゃん
コースタイム
4:15小梨平キャンプ場→4:50明神館→6:20宮川のコル→7:30ひょうたん池→8:25第一階段→10:20らくだのコル→10:45バットレス核心部→11:40バットレス終了点→12:00明神岳主峰→13:05奥明神沢のコル→14:05岳沢小屋→15:40河童橋
テン場3時起床。準備を整えテン場を出発。気温は0℃。養魚場の横を通り下宮川本谷を登る。
途中から、赤い目印のある枝沢へ分岐していく。宮川のコルまでの登りは単調でしんどかったが、宮川のコルからひょうたん池までの登りも斜度がありきつい。ひょうたん池を右手に見ながら出来るだけ左側の雪渓をつめ東陵に出る。
第一階段はピッケルを草付きに打ち込みアイゼンの前爪を効かせながら登る。らくだのコルまで雪面の急登や草付きの急登等、いやらしところは多数あるが、慎重に通過していく。らくだのコルには2張のテン場跡地。
バットレス基部は草付きをピッケルを効かせて登る。遠目に見るとかなりの斜度があるが、実際登ってみると遠目に見るよりは斜度が緩い。バットレス核心部は今回の山行で唯一ロープを出す。ピンが連打されており、カムは持って行ったが使わなかった。今回は左の岩壁を上手く使って凹部を登るメンバーと、右側のお助けロープの少し右を登るメンバーの2パターンがいた。斜度は緩く、夏ならフリクションを効かせて登ることができそうだが、逆層気味でアイゼンを置く場所に悩む。今回は4人で登ったため、片方のダブルロープで2人を上げ、もう一方のダブルローブで最後の1人を引き上げた。
山頂まではもうすこしの登り。岩場を歩き山頂へ。
山頂は標識等は無く場所の道程が出来ない記念写真を撮り、奥明神沢のコルを目指す。小さなコルを一つ過ぎ、奥明神沢のコルへ降りる場面では懸垂下降の支点が作ってあった。今回は懸垂下降は行わず、気をつけながら岩場を下る。
奥明神沢の下りは、上部は斜度50°~55°程度、下部は45°程度はあると思う。雪の上を下りる分、短時間で岳沢小屋へ下りることが出来た。上高地に着いたら疲れが一気に出た。
結局、バットレスの1カ所しかロープを出さなかったので、時間を掛けずに明るいうちに上高地に戻ってくることが出来た。
一日の行程約12時間で、登りも下りも良い訓練となり、内容の濃い山行となった。